開院から1年

みなさんこんにちは。岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。

当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、

内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

さて、早いもので2017年も半年が経過し、本年も後半となりました。

本日7月1日で、さかもと内科クリニックを開院させて頂いてから1年となります。

 

6年前の原発震災から、約5年に及んだ激動の日々を考えますと、

この日が穏便に迎えられておりますのも、

この地域に根差し、ご活躍されていらっしゃる諸先生方、

病診連携をして頂いております基幹病院の方々、

そして当院を受診して下さる地域の皆さんのお陰です。

 

これからも地域の皆さんとの出会いやご縁を大切にして、

診療を続けていきたいと考えております。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

院長

 

 

 

お子さんが下痢をしたら…

みなさんこんにちは。岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。

当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、

内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

ノロ・ロタウィルスによる胃腸炎、この季節、要注意です。

当院でも、このウィルスによるものと思われる吐き下しの方が散見されています。

基本的にウィルス性胃腸炎の場合、必要なことは脱水にならないように補水をし、

安静にして胃腸の機能回復を待つということになります。

 

(下痢がない嘔吐の場合は消化器疾患ではない可能性もありますので、

そのた辺りも念頭に診察する必要があります。)

 

嘔気の症状が軽い場合は、少量ずつ(スプーン1杯程度:お口に含ませる程度からでOK)経口摂取をしてみましょう。1回量は少量で、時間をあけて回数を分けるのがポイントです。

水分の摂取が可能で、食欲が出てきたら、消化のよい煮うどんや、にゅう麺、お粥などを少しずつ食べてみましょう。

うどんの出汁やお味噌汁なども脱水の補正に必要な塩分を摂取できていいですね。

 

脱水の程度を簡便にチェックできる方法があります。

手の指の腹の部分を軽く押すとピンクの肌が白くなりますね?

その状態から指を離して2秒以上、肌の色味がピンクに戻らない場合は血管内脱水を起こしている可能性があります。

脱水状態はそれ自身が倦怠感や嘔気を増強してしまいますから、その場合は点滴が必要になるかもしれません。

 

お子様の下痢で検査を考えているお母さん!

来院時、おむつ等についた便をおむつごと遠慮なく持ってきてください。

3歳未満のお子様ですとノロウィルスの迅速検査ができます。

(ロタに関しては、年齢制限はないようです。)

また細菌性腸炎を疑うような場合(血便疑うような場合)には、そのまま便培養の検査を提出することもできます。

便を持って行っていいのかしらと悩むお母さん!!便、大歓迎です!!

 

吐物や下痢便を処理した後には、適切な感染対策が必要になります。

マスク、使い捨ての手袋、エプロンがあるといいですね。

その上で次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を希釈した消毒液が必要になります。

(市販のものの濃度は約6%程度ですのでキャップ20mlなら5杯、30mlなら3.3杯を6リットルの水(バケツは大体そのくらいではないでしょうか)に入れるといいようです。

詳しくはご相談ください。

 

 

 

次に備えるために

みなさんこんにちは。岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。

当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、

内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

最近は朝から爽やかな青空が眩しい季節ですね。

昼間は思ったよりも気温が上昇して夏の気配も。

何気ない日常の大切さを、四季の移ろいや、人との触れ合いから実感しています。

 

今日はフォト・ジャーナリスト、広河隆一氏の

「写真記録 チェルノブイリと福島 人々に何が起きたか」

をご紹介します。

 

この本には、2つの大惨事の後に人々に何が起こったか、という視点で、

30年の時を超えて氏が撮影してきた写真が多数収められています。

マスメディアのフィルターが掛からない、最小限のキャプションで

見る人それぞれが、どう考えるか、どう感じるかを迫ってきます。

どちらも現在進行形の災害である中、私たちは次に備えなければなりません。

「次」など決して起こしてはならないのですが…。

その「次に備えるために」必読の1冊と考えます。

 

当院にも所蔵していますのでご覧になってみてください。

 

 

GW中の診療について

みなさんこんにちは。岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。

当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、

内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

さて、桜が満開になったと思ったら、もうGWが近づいてきているのですね。

皆さん、ご予定はお決まりでしょうか。

当院はカレンダー通りに5月1日、2日、6日と通常通り診療させて頂きます。

お出かけの方も多いと思いますが、体調など崩されませんように。

 

当院との連携病院のお知らせ

こんにちは。さかもと内科クリニックです。

やっと暖かくなってきましたね。桜のつぼみもようやく開きつつあります。

今回は、当院と地域医療連携室を介している病院を紹介したいと思います。

岸和田市民病院、岸和田徳洲会病院、市立貝塚病院、りんくう総合医療センター

和泉府中病院、和泉市立病院、近畿大学医学部附属病院、

医療法人良秀会葛城病院、医療法人大植会泉北藤井病院、藤井病院などです。

当院ではできない検査が必要である時や専門医の治療が必要と判断した場合に、ご紹介させて頂きます。

ご紹介後のフォローもしております。

かかりつけ医をお探しの皆様、当院までお越しください。

 

さかもと内科クリニック

事務長

 

信頼の条件とは

みなさんこんにちは。岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。

当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、

内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

今日から3連休という方も多いのではないでしょうか。

花粉症ではない私もなんとなく目の周囲が痒いこの頃です。

昨年よりも花粉の飛散量が多いようですね。

そうした症状でお困りの方も一度、当院にお気軽にご相談頂ければと思います。

連休明けは雨の予報ですが、それまで天気が持つといいですね。

どうぞ良い週末をお過ごしくださいね。

 

さて3.11から丸6年が経過しております。

現在進行形の事故が7年目に入っているという事実がそこにあります。

6年前の今日、同じ日に、ご自身が何をしていたか憶えておられる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

私自身は3月12日、14日と相次いで原発が爆発したことで、一層の緊迫感を持っていた時期です。

特に3号機からは、先に爆発した1号機の時とは全く異なる黒煙が吹き上がり、きのこ雲状を呈した映像をみて、その当時、テレビやラジオを通じて目や耳に入ってきていた「安全です」とか、これは「爆発ではなく爆発的事象である」とか、「ただちに健康に影響が及ぶものではない」などという言葉があまりにも現実にフィットしなくなり、フローし始めた時期でもあります。

ここに、

科学者や専門家と言われる人々があの当時に残した言葉、を検証した本があります。

「ことば」にフォーカスした1冊です。

 

「 信頼の条件 原発事故をめぐることば 」(影浦 峡)

岩波科学ライブラリー207

https://www.iwanami.co.jp/book/b265959.html

 

裏表紙に記された「ことば」を記してみます。

 

「福島原発事故後、事実としても科学としても誤った発言が跋扈しました。

ところが、受け手の市民に責任が転嫁される事態が生じています。

本書は、専門家といわれる人々のことばから論理の構造を抽出し、どこに問題があるのかを明確にします。

信頼の条件とは、内容の確かさだけではありません。

科学者を含む市民皆が直視するべき、知識の扱い方の問題なのです。」

 

あの時、頭上に降り注いだ「言葉」がどのように「信頼」を失っていったのか、

なぜ、フローしてしまったのか、今後に備える為に、役立つ1冊と考えます。

 

 

3.11から6年

みなさんこんにちは。岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。

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内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

桜と予言と詩人 「神隠しされた街 」若松丈太郎 アーサー・ビナード

この詩を今日は皆さんと共有したいと考えます。

 

震災後に詩人のアーサー・ビナード氏によって知る機会を頂きました。

恥ずかしながら、故郷で活躍する若松さんを事故が起きるまで存じ上げませんでした。

 

これは94年に発表された詩である、ということがポイントです。

そして旧ソ連が住民に対して取った行動とのコントラストが際立ちます。

 

同じレベル7の事故。

「事故6年のちに避難命令が出た村さえもある」旧ソ連、

この国は「同じ年数を経て避難区域を縮小」する…。

 

深く沁み入る詩です。

 

健康診断のお知らせです。

皆様、こんにちは!

少しずつ暖かくなりつつありますね。

春は、新しい生活をスタートされる方が多いのではないでしょうか?

就職された方もいらっしゃるでしょう!

そんなあなたに

健康診断のご案内。

個人の方

当院では、入社時などの健康診断を行っております。

入社先で必要な検査項目をご確認頂きまして電話にてご予約を取ってください。

検査の内容により金額は変動しますので詳しくは、お電話にてお問合せください。

事業者の方

従業員の方々の定期健康診断や雇い入れ時の健康診断をお受けしております。

1年に1回健康診断を実施することが義務つけられています。

労働安全衛生規則第43条・44条に対応した検査項目が実施できます。

検査内容や実施日、金額などお問合せください。

電話番号 072-433-1120

 

 

3月16日 臨時休診のお知らせ

みなさんこんにちは。岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。

当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、

内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

当院は院長出張のため、3月16日(木)を臨時休診とさせて頂きます。

皆様にはご迷惑をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

院長

 

3月がまた巡ってきます。

みなさんこんにちは。岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。

当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、

内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

早いもので今年も2か月が過ぎ、明日から3月となります。

もうすぐ春なのですね。

早朝がまだまだ寒いので、中々そうは感じないのですが、春はそこまで来ているようです。

それに伴い、1月に入って急増したインフルエンザもピークは過ぎ、

次第に花粉症の季節となりつつあるようです。

(貝塚方面はインフルの感染者が増えだしたとのお話も耳にしましたので油断されませんように。)

 

花粉症に関しましては、「症状はまだそこまで酷くはないけれど」というご相談を受けるケースが増えてきました。

三寒四温を繰り返しながら、冬とももうすぐお別れですが、花粉症をお持ちの方には厄介な季節でもありますね。

早めの対処を始めておかれますと、症状の緩和が期待できますので、ご相談ください。

内服のみならず、点鼻や点眼についても症状に合わせた処方が可能です。

まず、マスク、花粉症用メガネ(なかなか装着し続けるのが難しいですが)、

それでも症状がしんどい場合には、

是非、一度、当院でご相談になってみては如何でしょうか。

 

 当院ではドクターキューブの予約システムを導入しており、web予約が可能です。

またお電話でも予約をお取りすることが可能ですので、お気軽にお問合せくださいね。

(勿論、直接、ご来院頂いても大丈夫です。)

 

三寒四温、先人はこうした春へのステップを上手に表現したものです。

ですが、この温度変化が身体にとってはかなり応えるのですね。

どうそお風邪など召されませんようご自愛くださいね。

 2017年2月28日

さかもと内科クリニック

院長 坂本康明 拝

 

 追伸

 

3月といえば、もうすぐ3.11ですね。

そう、東日本大震災、福島第一原子力発電所の事故から丸6年となります。

報道は少なくなりましたが、収束とは程遠い現状、小児甲状腺がんの調査など直視すべき事態がまだ進行しています。(というよりも、事故による災害はまだ始まったばかりではないか、と認識しております。)

そのあたりについても今後、少しずつ発災後の5年近くに渡り、私が二重生活で経験したこと、調べたこと、参考になった文献、書籍などを書き綴ったり、ご紹介してみようと思います。

南海トラフが懸念され、まだ原発が存在している国、日本において、「次」に備えるための参考になれば幸いです。

防災の原則は、「被害を大きめに見積もり、結果が小さく済めばホッと胸を撫でおろす」でした。

ですが、まだ6年前の事故は被害の全貌すら未だ明らかではないのですね…。