みなさんこんにちは。院長の坂本康明です。私は大阪で医師としてのスタートを切り、父と同じ消化器内科医を目指し研鑽を積む機会に恵まれました。 父が体調を崩してからは、所属医局の近畿大学医学部消化器内科 工藤正俊教授の御高配もあり、故郷の福島県に戻らせて頂き、約9年間、内科、胃腸科、小児科の診療所を運営して参りました。 「地域のインフラ」を自認し、小児からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践しておりました。そんな折、承継を1ヶ月後に控えた2011年3月11日、東日本大震災が襲いました。被災して以降は、これまで通りの診療所を維持、患者さんに提供すべく、 家族の避難先である岸和田に週末のみ戻り、平日は単身仙台経由で福島の診療所に入るという二重生活を続けて参りました。気がつけばそのような生活が4年半にもなっていました。
震災から丸5年を経過する中で、震災当時1歳だった長男が、妻の故郷・岸和田でだんじりにスポーツにと躍動する姿を見て、また今春から小学校に入学したのを機に、私自身も岸和田に根を張って生きていきたいという気持ちが強くなり、 当院医療ビルのオーナーで心療内科・精神科医院を運営されておられます楠部剛史先生との御縁にも恵まれ、当地でもこれまでと同様、9年近く実践してきました「お子様からご長寿の方まで幅広く診察させて頂くプラマリケア」を実践したい、 との思いで開業させて頂くことになりました。地域の方々に安心して頂けるような、息の長い診療を目標にスタッフ共々、日々精進して参りますので、どうぞ末永くよろしくお願い致します。
当院の「岸和田に根を張りたい」との思いは、父の診療所のイメージカラーであるグリーンを承継した木と心臓(心・ハート)をモチーフにしたロゴ・デザインにもよく反映されていますので、是非ご覧になって頂けましたら幸いです。