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新型コロナ⑨

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解

2020年2月24日 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00006.html

に続き、

本日、2月25日

「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599698.pdf

が、提示されました。

 

WHOのサイトには

coronavirus disease (COVID-19) outbreak とキャプションがついていますね。

https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019

 

この基本方針は

このoutbreakがパンデミックに至らないようにするための方針ということのようです。

 

 

 

新型コロナ⑧

みなさんこんにちは。
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当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

昨日のFCCJからの画像リンクが切れてしまったようなので、IWJ(http://iwj.co.jp/)のサイトからのリンクを貼らせて頂きます。

IWJは福島第一原発事故の当初から連日、東京電力からの会見を随時、流し続けるなど、頼りがいのあるメディアです。

2020年2月20日(木)11時より東京都千代田区の日本外国特派員協会にて、日本外国特派員協会主催 岩田健太郎氏(神戸大学教授)記者会見「ダイヤモンド・プリンセス号に乗船して」が行われた。

■全編動画 ※会見は英語で行われました。(55分45秒以降に一部日本語)

日本外国特派員協会主催 岩田健太郎氏(神戸大学教授)記者会見 ―「ダイヤモンド・プリンセス号に乗船して」

 

追記

こちらに 日本外国特派員協会 会見映像 オフィシャルサイトFCCJchannel がありました。

https://www.youtube.com/user/FCCJchannel

そちらからもご覧になれますね。

 

新型コロナ⑦

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内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

昨日はBBCが取り上げたのを契機に、国内のマスメディアも横並びで報じたようですね。

FCCJ 日本外国特派員協会 http://www.fccj.or.jp/index.php での会見動画です。

このサイトは3・11後、原発災害の状況を知るために、

IWJ (http://iwj.co.jp/)←今日の20時から下記の会見動画を配信するようです。

VIDEONEWS.COM(http://www.videonews.com/ )

などと共によく訪れていたサイトです。

基本的に英語でのやり取りですが、日本語での質問に対しては、英語でも説明を繰り返していらっしゃいました。

ニコニコ動画の七尾氏の質問に対し、先生はこう言及されています。

「エアロゾルは咳ではおきません。エアロゾルは空気感染ではありません。
エアロゾルは特殊な環境下でたまに一過性に起きるもので、滅多に起きません。
また中国のガイドラインでは、エアロゾル感染が「起こり得る」とは書いてあるが、「起こったことが確認された」とは言ってないと思いますので、これは区別が必要だと思います。」

 

クルーズ船「状況改善したと聞いた」 感染対策の不備指摘動画を削除した神戸大・岩田教授https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200220-00010001-wordleafv-soci

 

防災の原則は「被害を大きめに見積もり、結果が小さく済めばホッと胸を撫でおろす。」(小出裕章氏)

でしたね。

 

新型コロナ⑥

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BBC News Japan による岩田先生インタビュー動画を共有します。

 

本日行われた下船の根拠となるウィルス検査が陰性であるから安全である、という根拠が崩れていることを指摘しています。

「それはウィルス検査の使い方を全く誤解しています。遺伝子検査は完璧ではありません。」と…。

以下 引用

『神戸大学医学研究科感染症内科の岩田健太郎教授は18日、新型コロナウイルスの感染者が増える客船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船して見た状況についてYouTubeに投稿したビデオで報告した。

岩田教授は、ウイルスがまったくない安全区域(グリーンゾーン)とウイルスがいるかもしれない区域(レッドゾーン)を、船内で明確に区別していないと指摘。

「感染対策は悲惨な状態」だと批判している。

岩田教授はさらに、エボラ出血熱や重症急性呼吸器症候群(SARS)の大流行の最中に現場にいた時よりも、客船内の方が怖かったと述べた。

さらに、「感染症のプロだったらあんな環境にいたら怖くてたまらない。僕も怖かった」、

「われわれにとっては超非常識なことを平気でみんなやっている」、

「常駐しているプロの感染対策の専門家がいない」などと批判を重ねた。

BBCのルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ東京特派員が、岩田教授に話を聞いた。

BBCニュースサイトの記事はこちら。』

 

 

新型コロナについて⑤

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岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

昨日、2月18日に神戸大学感染症内科教授の岩田健太郎先生が神戸から横浜に向かい、
ダイヤモンド・プリンセスの中に入ったようですが、感染症のプロフェッショナルの視点で見て、絶句する惨状であったようです。

ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。

何たる惨状でしょう。

この動画を配信される前日、2月17日(一昨日です)に先生は、

YomiDr.

新型コロナウイルス 崖っぷちの日本に活路はあるか

で提言していました。

「(感染事例を時間ごとに記載する)エピカーブは、とっくにできているはずです。だからそれを即座に示せばよいのです。」と。

 

しかし、それは作られていなかったというのです・・・。

 

惨状という意味は、船内での感染対策がきちんと取られてこなかったことは勿論、

(それよりも悲惨なのは)

それを修正しようとする氏のような専門家をも排除してしまったことが、です。

 

3・11から、何も進歩がない、そう思わざるを得ません。

ウィルスも放射性核種も私たちの目に見えません。

 

レッドゾーンとグリーンゾーンの境界すら設定されていないという事実が何を意味するのか。

安全か安全じゃないのかわからない場所では、防護服も手袋も意味をなさない、ということです。

氏の落胆を思うにつけ、私が3・11直後の混乱で感じた記憶がフラッシュバックしてきました。

取り乱すことはないのですが、それでも、です。

 

この動画を文字起こしされているサイトもありました。

https://note.com/chocolat_psyder/n/n37115c09d500

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200219-00000041-sasahi-soci

動画をみるだけ、聞くだけよりも、
目を通して文字からの情報としても取り入れると、理解度が高まると思っています。

 

 

新型コロナについて④

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

神戸大学感染症内科教授 岩田健太郎先生のブログ「楽園はこちら側」 https://georgebest1969.typepad.jp/blog/

2月16日付 「COVIDと対峙するために日本社会が変わるべきこと」より抜粋

「このウイルスは日本の社会でこそ広がりやすいウイルスなのかもしれない。他の国では感染の広がりが観察されにくいのに中国のほかは日本でだけ感染が広がっているのは、のちにYomiDrに書くような「失敗」もあるのでしょうが、ここがポイントのひとつなのかもしれないのです。」

前回ご紹介した先生のブログ内で言及されていたものです。

 

その記事がこちらです。

読売新聞のyomiDr. というサイトの中に、岩田先生が寄稿しているコラムがあります。

アクセスして頂ければ、全文を読むことができます。

キャプションを抜粋しておきます。

 

・迅速な情報公開は良かったが・・・

・保健所で検査を拒まれる例が

・クルーズ船の対応に課題

・船内で連続感染が起きている可能性

・クルーズ船対応方針を転換 情報公開は乏しいまま

・エピカーブの情報開示を

・SARSをきっかけに変わった中国

・抑え込むことを諦めてはいけない

 

感染症のプロフェッショナルが今般の日本の現状の推移、進展をみてどのように思考を続け、
都度、ご見解を発信しておられたのかが分かります。

私は原発事故での状況進展をリアルタイムに垣間見てきた身(今も現在進行形ですが)ですので、
氏の「日本は『ちゃんと』やっているわけではなかったのです。それは仕方がない。
しかし、その事実と向き合うことなく、いつものように観念と情緒と空気作りで寝技交じりの仕事をしていたら、国際社会は日本を軽蔑し、見限るでしょう。」
という言及に大きく頷くばかりなのです…。

 

Dr.イワケンの「感染症のリアル」
2020年2月17日
コラム
新型コロナウイルス 崖っぷちの日本に活路はあるか

 

新型コロナウイルス 崖っぷちの日本に活路はあるか

新型コロナについて③

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

先週末から今週初めにかけても、新型コロナを取り巻く情勢について連日メディアから伝えられていますね。

ご心配になられている方も多いことと思います。

先日、ご紹介した神戸大感染症内科の岩田健太郎先生はブログでも情報発信されており、

そちらにも、コメントを示されています。

先生の「マスク無効」とのお話や、感染拡大に比して楽観論ばかりにFocusがあたってしまい、批判も一部、見受けられますが、マスメディアの取り上げ方(2月5日時点でのインタビュー記事を今、配信するなど)にも一部疑問があるところもあり、先生が発信されているご見解をよく知って頂いた上で、参考になる、ならないの判断を下して頂けたらと思います。

(小生は、参考になると考えるから、ご紹介させて頂いているわけですが)

いずれにしても、臨床家として思考し続けることを諦めない、中腰の姿勢で対峙し続けるというところは一貫していらっしゃいます。

 

特に2月16日の記事『COVIDと対峙するために日本社会が変わるべきこと』に印象的なご見解が提示されていました。

一部抜粋します。(全文参照は、下記にリンクを貼りましたので是非、アクセスの上、お読みください)

「COVIDはなぜ抑え込めない、とCDCのトップに言わせるのか。根拠はいろいろでしょうが。

しかし、ぼくはその根拠の一つは『発症初期が軽症である』ことにあると思っています。潜伏期間ではなく。

重症化した場合のCOVIDは、発症7日程度で呼吸状態の増悪があると中国からの報告があり、日本の重症例もそういう事例が多いようです。初期は軽症なので受診動機が小さい。よって、『発症から受診までの時間が長くなりやすい』傾向をこのウィルスはもっているのです。発症から受診までの時間は『人』は『社会』の属性だとぼくは思っていましたが、そこにウィルスの特徴も混じっていたのです。よって重症例の多いSARSよりも本ウィルスは広がりやすい。

そして、勤勉な日本人は風邪症状くらいでは休まない。

自宅で安静にもしないし、受診もしないかもしれない。このウィルスは日本の社会でこそ広がりやすいウィルスかもしれないのです。」

 

検査(PCRも含めて)は万能ではない、とも言及されています。

 

「このウイルスは日本の社会でこそ広がりやすいウイルスなのかもしれない。他の国では感染の広がりが観察されにくいのに中国のほかは日本でだけ感染が広がっているのは、のちにYomiDrに書くような「失敗」もあるのでしょうが、ここがポイントのひとつなのかもしれないのです。」

その記事のご紹介は後程。

 

2月17日

結果を出すということ(COVID対策)

https://georgebest1969.typepad.jp/blog/2020/02/%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%99%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8covid%E5%AF%BE%E7%AD%96.html

 

2月16日

COVIDと対峙するために日本社会が変わるべきこと

https://georgebest1969.typepad.jp/blog/2020/02/covid%E3%81%A8%E5%AF%BE%E5%B3%99%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%8C%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%93%E3%81%A8.html

2月13日

「日本ではもうコロナが蔓延している」仮説を考える

https://georgebest1969.typepad.jp/blog/2020/02/-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%82%82%E3%81%86%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%81%8C%E8%94%93%E5%BB%B6%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E4%BB%AE%E8%AA%AC%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B.html

 

 

新型コロナについて(続報)

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内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

昨日2月4日付で神戸大学感染症内科教授の岩田先生による動画配信の追加がありました。
是非、ご覧になってみてください。

感染症のプロフェッショナルがどのような姿勢で現在の状況をみておられるのか、大変参考になると思います。

 

 

岩田先生はこうも述べておられました。

「非常事態の対策は実は常時にこそ、その要諦があるのです。

我々は非常時には、予め準備してたものを発動するだけなのです、基本的には。」

沁みる言葉です。

 

 

 

 

新型コロナウィルスについて

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。

当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

2020年がスタートしてもう1か月ほど経過したのですが、ここにきて2019年12月に中国の武漢で新型コロナウィルスによる肺炎の出現があり、連日メディアで様々な情報が錯綜していますね。

当院は関西空港、そこへアクセスする南海本線の近隣にありますので、訪れる患者さんからも、時折、懸念や心配の声を耳にするようになりました。

今回のように、臨床家であれば、どのような診療科であってもほぼ避けては通れない「感染症」という領域にFocusが当たる度に、15年程前、私が大阪赤十字病院でレジデントをしていた頃、同僚の先生の一人が普段から時間を見つけては感染症学について研修医の先生方にレクチャーなどを自ら実践されておられるのを目にして、在籍していた消化器内科学の研鑽すら覚束ない毎日を過ごしていた身には、衝撃的だったことを思い出します。

その先生は数年後、今日御紹介する岩田健太郎先生の率いておられる神戸大の感染症内科に進まれたのでした。私は岩田先生とは直接の面識はなく感染症の専門家でもないのですが、折に触れ、岩田先生の感染症学(医療全般もそうですが)に関する考え方に共鳴するところが多くあり、少しでもそのエッセンスを学ぼうとしてきました。

(「感染症外来の帰還」という岩田先生の書籍は、いつも青木眞先生の「感染症診療マニュアル」とともに診察室の書棚に置いております。)

コロナウィルスといえば、種々ある風邪ウィルスの一つ(4種類あります)ですが、今回が初の新型ウィルスの出現ではなく、2002年のSARS(重症急性呼吸器症候群)、 2012年のMERS(中東呼吸器症候群)といったウィルス感染症も「新型コロナウィルス」でした。

今回の新型コロナウィルスの感染動向について、どのような姿勢で対峙すればよいのか、その指針を岩田先生が動画で解説して下さっています。

先生にリンクの承諾を得て、下記に提示させて頂きます。是非、ご覧になってみてください。

 

新型コロナ 一般の方編

新型コロナ 医療関係者編

 

岩田先生、早々のリンクの承諾、誠にありがとうございました。

これからも動向を注視し続ける必要のある状況に変わりはなく、

今後も(普段通りに)、中腰の姿勢で対応していきたいと考えております。

 

年末年始の休診のお知らせです

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。

当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、

内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

早いもので、本年も残すところあと僅かとなりました。

当院の年末年始休診ですが、

本年は12月28日(午前診)まで通常診療とさせて頂き、

新年は1月6日から通常診療を開始させて頂きます。

 

今シーズンのインフルエンザは夏場から散見されるなど通常の流行とはやや異なる印象もあり、

ワクチン、手洗い、うがい、マスクに加え、

外出から帰宅後の鼻かみなども予防の一助になるのではと考えております。

(エビデンスはありませんが)

 

来年はどのような年になるのでしょうね。

 

この国が2011年3月11日以降、1秒たりとも解除されることのないまま

来年も引き続き原子力緊急事態宣言中であるということを肝に銘じて

診療に邁進したいと考えております。

 

それでは皆様、よいお年をお迎えください

院長