みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。
今日は3・11です。
もう、遠い過去の出来事になってしまった方もいらっしゃるかもしれません。
無理もないことです。
原子力緊急事態宣言は発令以来、1秒たりとも解除されたことがないにも関わらず、
テレビをはじめとしたマスコミが、平時を装っているから、です。
では現実はどうなのでしょう?。
端的に言って汚染は移染してきれいなったことにされただけ、です。
移染しきれないから海洋放出だと言っている、誠に悲惨な末路を辿っている古めかしい機械を、
この国は今後も最大限に活用し、建設から60年を越えたプラントもそのまま使い続けるのだそうですね…。
3・11は私の人生が一変した出来事でした。
元京都大学原子炉実験所の小出裕章さんは多くの住民が棄民されたと仰っておられますが、
それと同時に自らも、自分の故郷を棄てざるを得なかったと申し上げておきます。
被曝の許容限度を年間1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに緩めたということは、
そうしないと被曝限度を超えてしまい、住み続けられない大地になったことを、
図らずも国も自治体が吐露したも同然なのですから。
あれから、報道の自由度が凋落する一方のマスメディアに、視聴に堪える番組を流すところがあるでしょうか。私は期待していません。
「ジャーナリズムとは報じられたくない事を報じることだ。
それ以外のものは広報にすぎない」ジョージ・オーウェル
「過去に目を閉ざすものは、結局のところ、現在にも、未来にも盲目となる」
リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー
ここに私が被災して以来、常に手元に置いて繰り返しみてきた動画があります。
Evacuate FUKUSHIMA Part 1.mp4
Evacuate FUKUSHIMA Part 2.mp4
当時起こったことを、この動画はありありと残してくれています。
国家とは、大きすぎる災害やそれに準ずる事態が生じたとき、(国民を)どうするのか、を
教えてくれています。当時俳優だった山本太郎氏の印象的な言葉でこの動画は唐突に暗転して終わります。
国家とは、歴史を紐解けば、常にそういうものだ、ともいえます。
だからこそ、私たちは主権を安易に手放してはいけないのです。
自分が自分らしく生を全うする権利は、決して奪われないようにしなければなりません。
ネットメディアやラジオ番組に連日のように出演して情報を伝えておられた、小出裕章氏のインタビュー動画を見つけました。
「3.11を忘れない」veggy vol.75 小出裕章氏スペシャルインタビュー
そして、
桜と予言と詩人 神隠しされた街 若松丈太郎 アーサー・ビナード