みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。
下記の動画は、今回の新型コロナのパンデミックで、
感染者が指数関数的に増加する場合、その現象を視覚的に理解することができ、
それ故にSocial distancing が必要であり、かつ有効な理由を教えてくれます。
Coronavirus is not the flu. It’s worse.
今後の感染拡大が文字通り指数関数的になっていく場合には、
現在のフリーアクセスでの診療を見直す必要がでてくる可能性があります。
それは来院される皆様の感染のリスクを下げるためでもあり、当院スタッフの安全を少しでも担保するために、です。
動線が一つしかない診療所ですので、例え「発熱外来」を設定し、ゾーンで分けることが難しいのです。
非感染性疾患の患者さんが受診する時間を分けるというアプローチも検討されますが、限界があります。
それに、PPE(Personal protective equipment)といわれる防護服、N95 以上のマスク、ゴーグル、フェイスシールドなどの資材が、発熱患者さんの来院ごとに必要となるにも関わらず、米国や欧州の現状をみればわかるように、世界的に不足したままであるという背景もあります。
今後の推移を注視しながら、最善とは何か考え続けたいと思います。
それと並行して、私たちは感染爆発を避けるためには一刻の猶予もない状況と認識し、不要・不急の外出を控え、国には休業補償を求めていく必要があります。国民が声をあげないとこの国は変わりません。現状ではほとんどの世帯が実は給付を受けられないなどという「絵に描いた餅」に過ぎない制度は、早急に是正されなければなりません。
緊急事態だけ宣言して何の資金的な支えもないのでは、家に安心して「籠城できない」のは当たり前です。
Noblesse obligeという言葉がありますね。
この国の政府が誰のために存在しているのか、今回程、その存在価値を試されている事態はないと思います。
原発事故で起きた「棄民政策」を繰り返し許すようなことだけは次の世代のためにも避けなければなりません。