みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。
先週末から今週初めにかけても、新型コロナを取り巻く情勢について連日メディアから伝えられていますね。
ご心配になられている方も多いことと思います。
先日、ご紹介した神戸大感染症内科の岩田健太郎先生はブログでも情報発信されており、
そちらにも、コメントを示されています。
先生の「マスク無効」とのお話や、感染拡大に比して楽観論ばかりにFocusがあたってしまい、批判も一部、見受けられますが、マスメディアの取り上げ方(2月5日時点でのインタビュー記事を今、配信するなど)にも一部疑問があるところもあり、先生が発信されているご見解をよく知って頂いた上で、参考になる、ならないの判断を下して頂けたらと思います。
(小生は、参考になると考えるから、ご紹介させて頂いているわけですが)
いずれにしても、臨床家として思考し続けることを諦めない、中腰の姿勢で対峙し続けるというところは一貫していらっしゃいます。
特に2月16日の記事『COVIDと対峙するために日本社会が変わるべきこと』に印象的なご見解が提示されていました。
一部抜粋します。(全文参照は、下記にリンクを貼りましたので是非、アクセスの上、お読みください)
「COVIDはなぜ抑え込めない、とCDCのトップに言わせるのか。根拠はいろいろでしょうが。
しかし、ぼくはその根拠の一つは『発症初期が軽症である』ことにあると思っています。潜伏期間ではなく。
重症化した場合のCOVIDは、発症7日程度で呼吸状態の増悪があると中国からの報告があり、日本の重症例もそういう事例が多いようです。初期は軽症なので受診動機が小さい。よって、『発症から受診までの時間が長くなりやすい』傾向をこのウィルスはもっているのです。発症から受診までの時間は『人』は『社会』の属性だとぼくは思っていましたが、そこにウィルスの特徴も混じっていたのです。よって重症例の多いSARSよりも本ウィルスは広がりやすい。
そして、勤勉な日本人は風邪症状くらいでは休まない。
自宅で安静にもしないし、受診もしないかもしれない。このウィルスは日本の社会でこそ広がりやすいウィルスかもしれないのです。」
検査(PCRも含めて)は万能ではない、とも言及されています。
「このウイルスは日本の社会でこそ広がりやすいウイルスなのかもしれない。他の国では感染の広がりが観察されにくいのに中国のほかは日本でだけ感染が広がっているのは、のちにYomiDrに書くような「失敗」もあるのでしょうが、ここがポイントのひとつなのかもしれないのです。」
その記事のご紹介は後程。
2月17日
結果を出すということ(COVID対策)
https://georgebest1969.typepad.jp/blog/2020/02/%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%99%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8covid%E5%AF%BE%E7%AD%96.html
2月16日
COVIDと対峙するために日本社会が変わるべきこと
https://georgebest1969.typepad.jp/blog/2020/02/covid%E3%81%A8%E5%AF%BE%E5%B3%99%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%8C%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%93%E3%81%A8.html
2月13日
「日本ではもうコロナが蔓延している」仮説を考える
https://georgebest1969.typepad.jp/blog/2020/02/-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%82%82%E3%81%86%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%81%8C%E8%94%93%E5%BB%B6%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E4%BB%AE%E8%AA%AC%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B.html