Category Archives: クリニックからのお知らせ

GW休診のお知らせ

GW中の休診のお知らせです。

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

さてゴールデン・ウィーク中の休診についてですが、

当院は4月27(土)まで通常診療を行い、

4月28日(日)から5月6日(月)まで休診となります。

5月7日(火)から通常診療となります。

通院頂いております皆様には大変ご不便とご迷惑をお掛け致しますが、ご了承の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

処方の調整が必要な方は、前もってご相談頂けましたら幸いです。

よろしくお願い申し上げます。

「3.11」から8年

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

「3.11」から8年。

皆さまにとっては遠い過去の出来事、となりつつあるでしょうか。

当時福島にいて被災した私にとっては、実は未だに現在進行形の災害です。

当たり前ですが、ある日突然、故郷を棄損され、故郷を失う事態に遭遇するとは思いもしなかったことです。私は所謂、自主避難者の一人ですから、自分で故郷を捨てた、という側面もあるのです…。その折り合いをつけるのは容易ではありません。

核災害が無慈悲であることは、スリーマイル、チェルノブイリの前例をみれば明らかです。痛みの伴わない弾丸が無数に飛び交っているのに避けることができない状況といったら言い過ぎでしょうか。いや、そうは思いません。実際に目に見えない放射性物質が無秩序に風まかせに降り注いだのですから。半減期が29年のストロンチウム90 30年のセシウム137 2万4千年のプルトニウム239…それらは放出された核種のほんの一部に過ぎないのです。


所謂、テレビ、新聞というマスメディアでは、総じて東日本大震災から8年も経過した、復興へ向かって更に前進、というニュアンスで語られているようですが、
東京電力福島第一原子力発電所で発生したレベル7の原発事故という視点でみれば、たった8年です。

大事なことは、「8年前の災害」ではなく、「8年前に始まった災害」であるということです。

何しろ、3つの原子炉がメルトダウンしたままの福島第一原発内部の現状は、何も収束していないし、東日本大震災が発生した当日夜に発令された原子力緊急事態宣言は、この文章を書いている2019年3月11日現在まで1秒も解除されていないのです。

つまり「福島第一原発の危険な状態は2011年3月11日夜から変化がない」と日本国政府自身が言っているわけですね。

これから折に触れ、少しずつ私がどのように考え、行動してきたのかを振り返ってみたいと思います。

あの日、私は福島の父の診療所で午後の診療を開始していたのでした。


西日本と違い、午後診の開始時間が早く、14時から午後診を開始し、18時に終診するような時間配分だったのです。

2011年3月11日、14時46分、診察室で激しい揺れに翻弄されました。即座には患者と自分、スタッフの安全を確保する余裕すら与えられないほどの長時間の揺れ。診療所が倒壊するのではと思えた程でした。その後、頭に浮かんだのは自宅マンションに住んでいた当時1歳の息子と妻の安否はどうかということでした。

長い揺れが収まり、外に出ると、それまで晴れていた空がみるみるドス黒い闇で覆われたようになり、雪が降り出したのを覚えています。

原発が危機に陥ったという情報を知った後で感じたことですが、厳しい事態の始まりであることを暗示するかのようでした。あんな不気味な空はそれまでみたことがありませんでした。

その時点で診療は打ち切られ、家路についた時点で、既に幹線道路である国道4号線は、みたことのない大渋滞が始まっていました。もちろん高速道路は封鎖され、ほかに選択肢がないという影響もあったのでしょう。

約30キロ、通常なら40分〜小一時間の距離なのに、自宅にたどり着いた頃には4時間近く経過していました。


家族がとりあえずお互いの無事を確認したのは日が暮れてから、でした。

停電は免れたものの、断水していました。それは炊事にも支障を来し、まだ寒く厳しい夜に入浴すらできず、トイレも流れないということを意味していました。


この続きはまたの機会に。

今日は、震災後に私も知った故郷の詩人、若松丈太郎氏の詩を紹介した動画がありますので、ご紹介させて頂きます。

桜と予言と詩人 神隠しされた街 若松丈太郎 アーサー・ビナード

https://youtu.be/Zcr13_1Uk70 3

年末年始休診のお知らせです

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
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内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

本年も早いもので、残り2週間を切ってしまいましたね。

インフルエンザも流行期となりました。

ワクチン接種が最大の防御ですが、それでも罹患してしまうことはあり得ます。

また、副反応の問題等で接種できない方もいらっしゃることと存じます。

インフルにかかってしまったかなと思われたら、早めの診断、早めの治療で乗り切っていきましょう。

さて、当院の年末年始の休診ですが、

年内は12月29日午前診まで通常診療とさせて頂き、12月30日から1月5日までとなります。

1月6日は日曜ですので、1月7日から通常診療開始とさせて頂きます。

少し長めの休診となってしまいますので、

定期薬の処方がある方で、年末年始のうちに不足してしまいそうな方は、

12月29日までに再診にいらして下さい。

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

祭礼に伴う臨時休診のお知らせです

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

先日の台風21号に伴う被害は如何でしたでしょうか?

当院は幸い大きな被害を受けずに済んでおりますが、スタッフの自宅が停電等の被害を受け、暫く不便な生活を強いられたこともあり、子供の頃に台風による水害で被災し、当時の自宅が屋内浸水したこと、自家用車が水没したことなどを思い出しました。災害への備えは普段からコツコツとしておく必要があると改めて再認識しているところです。

被害にあわれました皆様には心よりお見舞い申し上げます。

さて、この週末は祭礼に伴い、9月14日~15日を臨時休診とさせて頂き、

9月16日~17日の連休が明けた9月18日より通常診療とさせて頂きます。

何卒よろしくお願い申し上げます。

それではよい連休をお過ごしください。

 

台風21号に伴う臨時休診のお知らせ

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

本日は台風21号の直撃が避けられない状況となってきましたね。

これから風雨が強まることが予想されますので、スタッフの安全確保の意味もあり、

午前診を11時で臨時休診とさせて頂きました。

夕診につきましては、現時点では17時半から再開したいと考えておりますが、

台風通過に伴う状況次第で、そのまま終日休診となる可能性もあります。

どうかご了承ください。

台風が通過した後も、しばらくは風が強い状況が続くことも想定され、

移動に伴うリスクも種々考えられますので、どうか無理をなさらないようにお願い申し上げます。

 

 

 

 

夏季休診期間のお知らせです

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

院内掲示などではご案内させて頂いておりましたが、本年の夏季休診期間のお知らせです。

お盆前は8月10日まで診療させて頂き、11日から16日まで休診とさせて頂きます。

8月17日から通常診療を再開させて頂きます。
ご不便をおかけ致しますが、定期処方薬などで万一、不足が生じてしまう方は、
明日の10日までに再診をお願い致します。

「災害レベルの酷暑」という表現も腑に落ちるほどの暑さですが、ここ数日は早朝、夜間の暑さが和らいだ気がします。しかし、暑い、暑い大阪の夏、まだまだ油断はできませんので、皆さんも引き続き体調管理にご留意を。

こんにちは。受付スタッフです

新しいクリニックで新しい仲間と共にスタートし、はや2年が経ちます。
患者さんの立場になり、出来るだけ待ち時間なくスムーズに受付できるよう心掛けておりますが お気づきの点など、ございましたらご意見下さいませ。
当院では1か月先までの時間予約をWebや電話で取ることができ、お忙しい方でも空き時間を利用して受診していただけます。(直接のご来院も受付ております)
今年も もうすぐ岸和田だんじり祭りの時期がやってきます。少しでも体調が優れないなぁと感じておられましたら、今から原因を追求し、万全な体調で だんじり祭りを楽しんで下さい。
坂本院長は、温厚な性格で親しみやすく、質問されたことについても詳しく丁寧に応えてもらえます。気になる症状があるが、質問しづらいなぁと思っている方も お気軽にご相談ください。

 

 

当院は7月で3年目に入ります。

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

早いもので、もう本年も6月も半ばですね。
7月で当院も開院から3年目に入ります。

少しでも近隣にお住まいの皆様の健康サポートができていれば幸いです。

最近は、私の周辺でもクリニックを開院する先生が何人かいらっしゃったり、
長年府内の基幹病院で活躍されてきた恩師のお一人が定年退職され、
活躍の場を移されて引き続き診療を続けられていたりと、良い刺激を受け、モチベーションが高まっております。

そんな中でも、学生時代からの旧友が母校の小児科学講座の主任教授に就任されたと聞き、いつかはそうなるだろうと考えていたものの、実際にそうなられた快挙に少なからず衝撃を受けました。

当地で小児科診療にも携わらせて頂く上で、非常に心強い限りです。

 

ふと、大学時代の友人たちを振り返ると、思い出すことがあります。

私はある事情で彼らと卒業旅行に行けなかったのですが、その時に頂いたお土産があります。

それがこの時計なのです。

15年は経過していることになりますが、いまだに私のメインの時計なのです。

 

医療従事者には時計は必須アイテムの一つですが、私はこれを研修医時代からずっと仕事で使ってきました。

なので、それなりに傷や劣化もありますが、私の中でとても意義深い、愛着のある大事な1本です。

まだまだ現役として、私の腕で確かな時を刻んでくれそうです。
これからも動く限り、使い続けたいと考えています。

 

梅雨が明けるまでは鬱陶しい天候の日々ですが、カラッとした夏空の訪れを期待して、

日々を過ごして行きましょう。

体調に不安を感じたら、お気軽に当院までご相談下さいね。

 

 

 

 

 

 

麻疹について

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

いつの間にか桜が散り、新緑が映える季節になってきました。

しかしながら、大阪の春は短いといつも感じます。

あっという間に夏の気温になってしまいますよね。

暑いのが得意ではない私は、そんな印象が年々強くなってきている気がします。

さて、今週末からGWですね。

5月1日、2日もお休みの方は、長期の休日となりますね。

当院はカレンダー通りに、診療致します。

 

連休中にお出かけを予定されている方も多いと思いますが、

沖縄のみならず、国内で感染者の報告が相次いでいる麻疹についてです。

きっかけは本年3月に海外からの渡航者が、沖縄を旅行中に麻疹と診断されたのでした。

沖縄県は麻疹対策で全国一、二を争うとされるほど熱心な県と言われていますから、感染拡大抑制のためにいち早く対策に奔走して下さっているのは間違いないところです。

それでも麻疹というのは、これだけの拡がりを見せるのですから、感染力が強力なのですね。

その感染力は実際のところ、インフルエンザの比ではないのです。

接触感染、飛沫感染のみならず、空気感染(飛沫核感染)も起こすので、教室やオフィス、体育館、講堂などの広い空間であったとしても、空調が共通している場合、周囲の人々への感染がおこりえる事態となります。

典型例はどのような臨床経過を辿るのでしょう。

やっかいなのは、初期の「カタル期」といわれる時期が、感冒様の症状と変わらず、かつ、その段階での感染力が最大である、とうことです。つまり、自身が麻疹にかかったという自覚を持ちえない時期に、周囲にそれを広げてしまうリスクが大きいということなのです…。

典型例においては、麻疹ウィルスに感染後、10日~12日程度の潜伏期間を経て、38℃前後の発熱、倦怠感、上気道症状(咳嗽、鼻汁、くしゃみ、咽頭痛)、それに結膜炎症状(結膜充血、眼脂、羞明)が出現し、2日~4日程度続きます。その時期の後半に口腔粘膜の奥歯の対面に白色のやや隆起した白色の小斑点が出現し、これをコプリック斑といいます。(これは発疹が出ると2日目くらいまでに消失してしまうとされています。)

カタル期の発熱が一度下がりかけて半日ほどすると、再び高熱となります(この時点では39℃以上になるケースが多いです〈二峰性発熱〉)。この時期から、発疹が生じてきます。頸部、前額部、耳の後部などから始まり、顔面、体幹部、上腕、四肢末端に拡大していくとされます。

発疹は扁平な局面から隆起し、癒合して不整形な斑状となり、押すと褪色します。

合併症(脳炎、肺炎)がなければ、発症から7日~10日後には回復してきますが、その後、数週間は、所謂免疫機能が低下した状態になり、種々の感染症への罹患のリスクに注意しなければならないとされています。

 

麻疹累積報告数の推移(2012年~2018年第1週~第15週)

グラフ化され、感染動向が分かります。

https://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/measles/2018pdf/meas18-15.pdf

 

<続報>沖縄県に関連する麻疹患者の発生状況について

(平成30419日現在)

国立感染症研究所 感染症疫学センター   (掲載日 2018年4月20日)

2018年3月23日、沖縄県内を旅行中の台湾からの旅行客が麻疹と診断されたと報告がありました。以降、この患者(初発例)と接触歴のあった二次感染例を中心に、沖縄県内では麻疹患者の発生が続いています。初発例は、感染性のある期間中に広く沖縄県内を移動していたこと、二次感染例が沖縄県内の広い地域から報告されていることから、引き続き、沖縄県内及び県外での感染拡大が懸念されます。4月12日愛知県から、3月28日から4月2日の期間に沖縄県に旅行歴のある10代男性患者の報告があったことが、報道発表されました。 (名古屋市報道資料より)。

沖縄県によると4月19日現在、65例の麻しん患者が発表されています。沖縄県における麻疹患者発生状況は随時沖縄県から更新されております。詳細は沖縄県ホームページをご参照ください。(http://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/eiken/kikaku/kansenjouhou/measles.html

続きは、以下のPDFファイルからご覧ください。

<続報>沖縄県における麻疹患者の発生状況について(平成30年4月19日現在)

 

国立感染症研究所は本年4月17日付けで以下のアナウンスを発表しています。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/id/655-disease-based/ma/measles/idsc/7982-mrvaccine2018.html

麻しん・風しん混合(MR)ワクチン接種の考え方

麻疹は発症すると特異的な治療法がない重篤なウイルス感染症で、感染力が極めて強い。しかし、予防接種で予防可能である。第1期、第2期の定期予防接種を徹底するとともに、小学生以上で、検査診断された麻疹の罹患歴がない場合は、必要回数である2回の予防接種の記録を持っていることが重要である。 2018年は海外からの輸入例を発端とした散発例、アウトブレイクが全国各地で相次いでおり、今後の感染拡大が懸念される。4月末~5月初めには大型連休があり、国内外への旅行者も増加することから、麻疹に対する免疫を持たないままで過ごすことは、極めてリスクが高い。 国民一人一人の麻疹に対する免疫を強化し、わが国の麻疹排除状態を維持するために、可能な限り早めのMRワクチン接種が推奨される者、接種における注意点などについては以下のPDFをご参照ください。
麻しん・風しん混合(MR)ワクチン接種の考え方[PDF 184 KB]

 

https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/measles/MRvaccine_20180417.pdf

 

表1 可能な限り早めのMRワクチン接種が推奨される者 (注意点[表2]は必ず先に確認する。国立感染症研究所感染症疫学センター4月17日発表から)

【定期接種対象者】 ・ 第1期定期接種対象者(1歳児) ・ 第2期定期接種対象者(小学校入学前1年間の幼児:今年度6歳になる者) 【定期接種対象者以外】1カ月以内に海外旅行・国内旅行を予定している者(可能な限り2週間以上前に接種を済ませる。旅行直前に接種する場合は、接種後5~14日の体調変化に注意が必要) ・ 医療関係者(救急隊員、事務職員などを含む) ・ 保育関係者 ・ 教育関係者 ・ 不特定多数の人と接触する職業に従事する人 ・ 近隣で麻疹患者の発生が認められる、生後6~11カ月児(緊急避難的な場合に限る) ・ 0歳児の家族 ・ 麻疹抗体価陰性あるいは低抗体価の妊婦の家族 ・ 麻疹抗体価陰性あるいは低抗体価の麻疹含有ワクチン接種不適当者の家族 ・ 2歳以上第2期定期接種対象期間に至る前の幼児で、麻疹含有ワクチン未接種あるいは接種歴不明者 ・ 小、中、高、大学、専門学校生などで、麻疹含有ワクチン未接種あるいは1回接種あるいは接種歴不明者

表2 麻しん風しん混合ワクチン(以下、MR ワクチン)の接種の注意点

接種不適当者*1に該当しないことを確認する。 ・ 麻疹含有ワクチンの接種歴は記録で確認する(記憶はあてにならない。接種の記録がなければ、受けていないと考える)。 ・ 妊娠出産年齢の女性は、接種前に妊娠していないことを確認し、ワクチン接種後約2カ月間は妊娠しないように注意する。 ・ 1歳以上で2回の麻疹含有ワクチンの接種記録がある者、検査診断された麻疹の罹患歴がある者、既に発症予防に十分な麻疹抗体価を保有していることが明らかな者は受ける必要はない。 ・ 初回接種の場合は、接種後5~14日を中心として、約20%に発熱、約10%に発疹が見られることがあることに注意する。2回目接種の場合は、これらの症状出現頻度は低い。 ・ 接種不適当者に該当する場合は、麻疹抗体価を確認し、免疫状態を把握しておく。その結果、麻疹抗体価が陰性あるいは低い抗体価であった場合は、人が多く集まるところや麻疹流行国に行くのを避け、家族や周りの者が必要回数である2回の予防接種を受けて、麻疹に対する免疫を獲得しておく。

*1:接種不適当者;

・ 明らかな発熱を呈している者 ・ 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな者 ・ 本剤の成分によってアナフィラキシー*2を呈したことがあることが明らかな者 ・ 明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている者 ・ 妊娠していることが明らかな者 ・ 上記に掲げる者のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある者 *2:アナフィラキシー;重症のアレルギー反応のことで、全身の発疹、かゆみまたは紅潮、口唇の腫れや浮腫、呼吸困難、喘鳴、血圧低下、意識障害、腹痛、嘔吐などを認める。

 

さて、

国内での感染を抑制するにはどのようにすればいいのでしょう。

国立感染症研究所は、

(1)麻疹風疹混合(MR)ワクチンの2回定期接種を確実に実施する

(2)患者の早期発見に努める

(3)麻疹ウイルスに感染するリスクの高い医療関係者、保育関係者、学校関係者あるいは空港など不特定多数と接する機会の多い職場で働く人、さらには接種を受けたくても受けられない人の家族には、必要に応じワクチン接種を奨励する

という3点を打ち出しています。

また医療者側は、2007年時点の流行を受けて、2008年1月1日から、麻疹は従来の定点サーベイランスの対象疾患から、全数把握疾患に変更されています。

それと同時に、すべての医師は、麻疹あるいは修飾麻疹と診断した場合、24時間以内に最寄りの保健所に届け出ることが義務付けられたのです。

さらに、排除が認定された2015年以降は、臨床診断の時点で直ちに最寄りの保健所に氏名、住所などとともに届け出ることが義務付けられています。

皆さん、現状を把握され、必要な対策をされますよう。

参考にして頂けましたら幸いです。

 

インフルエンザの感染動向について

みなさんこんにちは。
岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。
当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

早いもので本年も3月に入りましたね。

1月、2月はインフルエンザの流行がA型、B型が同時に、かつ同程度の割合で検出されていたこともあり、短期間に複数回のインフルエンザに罹患してしまった方も多かったようですね。

以前はA型が先行し、春先にB型が流行することが多かったように思いますが、最近はインフルエンザに限らず、そうした一定の傾向とは異なる感染動向を示す感染症が増えてきたように感じます。

特にインフルエンザの本年の流行に関しては、B型が当初から流行したこと、A型のタイプが2種類流行していることなどが、特徴的です。

大阪府下ではB型が53%、A型47%(AH3 30% 、AH1pdm09 17%)という報告があります。

http://www.city.sakai.lg.jp/kenko/kenko/kansensho/kansensho/chosashiryo/shuho/sakai2018/1st_10th/df_filename_2018sakai6w.html

AH1pdm09というのは2009年に新型インフルエンザとしてパンデミックを起こしたものですね。

近年は、この型とAH3(所謂、香港型)とが交互に流行していたのですが、本年の感染動向においては両者が混在して見られているということのようです。

加療に際しては、インフルエンザの迅速検査が陽性にならないと加療できないということではありません。逆に、インフルエンザだからといって全例に抗ウィルス療法が必須というわけでもないのですね。

診察をして臨床症状がインフルエンザと考えられる場合は、症状発現からの時間、周囲の感染者との接触(sick contactといいます)の有無、ワクチンを接種しているかどうかなどを考慮し、その臨床診断に基づいて加療できることになっています。

これから春へ向けて徐々に気温の上り下がりが大きくなり、過ごしやすい日が増えてくると思いますが、堺市の週報ではまだ1週間に500人超の方がインフルエンザに罹患しています。

http://www.city.sakai.lg.jp/kenko/kenko/kansensho/kansensho/chosashiryo/shuho/sakai2018/1st_10th/sakai8.html

近隣である岸和田市も似たような感染動向であると考えられますので、どうか感染対策を怠らずにお過ごしくださいね。