病診連携について

みなさんこんにちは。

岸和田市別所町のさかもと内科クリニックです。

当院ではお子様からご長寿まで幅広くプライマリケアを実践させて頂いておりますので、
内科・小児科、何れの方でも受診していただけます。

 

最近は朝晩がグッと冷え込むようになり、もう冬の様相ですね。

もう少し晩秋の過ごしやすい季節を楽しみたいところですが、

青森、岩手、秋田などでは初雪、との報道も耳にするようになりましたので、

ここ岸和田でも間もなく冬が始まるのですね。

どうぞ体調にご留意されて風邪など召されませんように。

 

当院が微力ながら地域の皆さんにプライマリケアを安心して提供できておりますのも、

岸和田医師会の先生方、スタッフ様の寛大なご配慮と、

地域の基幹病院であります、市立岸和田市民病院さん、岸和田徳洲会病院さん、りんくう総合医療センターさん、大阪母子医療センターさん、大植会 葛城病院さん、良秀会 藤井病院さんなどとの連携を初めとした、様々な病院との病診連携のお陰であると日々感謝しております。

また、母校の近畿大学医学部附属病院や、和歌山医大附属病院にも適宜、ご紹介させて頂ける環境があることも大きいです。

 

こうした中、先日、岸和田市のお隣、貝塚市の市立貝塚病院の地域医療連携室のスタッフさんと副院長で小児科主任部長の井碩孝博先生が御来院されました。

先生からは診療時間内であればコンサルトを遠慮なく、との有り難いお言葉を頂戴しました。

当院には貝塚市にお住まいのお子様にも受診して頂いておりますし、岸和田在住のお子様でもアクセスが便利な地域にお住いの方もおられるでしょうから、大変心強い限りです。

また、地域医療連携室のスタッフさんからは

消化器内科、特に消化器・肝臓センターが開設されており、

肝臓専門医の常勤医の先生がお二人おられることも教えて下さいました。

こちらも心強いです。

 

肝疾患につきましては、こうしたケースがありました。

20年前にインターフェロンの加療を受けたと仰るC型慢性肝炎の患者さんが、当院が開院してまもなく受診され、検査の結果、要加療の状況であることが判明したのです。

その方は内服薬を定期に飲むことを極端に好まれない方で、しばらくは経過観察をせざるを得ませんでしたが、

時間をかけて疾患の現状と今後の見通しと治療の必要性をお話したところ、ご家族の後押しもあり、前向きになって頂きました。

その当時の主治医だった先生の元へご紹介させて頂く形で、インターフェロンを使用しない最新治療を受けて頂くことになり、3か月の内服加療によって見事、治療が成功したのです。

治療が奏効しても、その後の定期的なフォローアップは当然必要なわけですが、まずは、治療を終えて戻られた患者さんと喜びを分かち合うことができました。

 

地域医療連携室のスタッフさんは、どの病院の方も受診相談や、検査依頼など、親身にお話を聞いて対応してくださいます。

この度ご縁を頂いた市立貝塚病院さんともそうした患者さんに喜んでいただけるような病診連携を築いていけたらと考えております。